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「機械割」って何?

パチスロを楽しむ方ならよく耳にする「機械割」。負けないためにはとても重要な情報です。

ここでは、機械割とはなにかを詳しく解説します。
よく聞く「出玉率」「ペイアウト率」との違いや、機械割から期待できる収支の計算方法などもまとめました。

「機械割」という言葉を初めて聞くような初心者が勝つ方法も!

機械割とは

機械割とは

スロット(パチスロ)で使われる機械割とは、簡単に言うと「入れたメダルの枚数に対して何枚戻ってくるかを示す割合」のことです。
100枚入れて100枚戻ってくれば、「機械割100%」です。

機械割は、以下の計算式で求められます。

機械割の求め方
機械割=戻ってきた枚数(払出枚数)÷投入枚数×100

例えば、メダルを1,000枚投入して、最終的にメダルが1,100枚戻ってくれば、
1,100÷1,000×100=110%
機械割は110%となります。

業界の健全化に努める日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)によって、機械割は最大値が決められています。
2018年のルール改正で登場した6号機の最大機械割は、115%未満です。

また機種ごとに「設定」があり、スロットの台では、オンライン・オフライン問わず設定1が最も機械割が低く、設定6が最も高くなっています。
一般的に低設定では機械割100%を切り、中設定以上になると100%を超えてきます。

なお、機械割は基本的に全ての小役を取った場合の数値です。
「小役」とは、ボーナス以外に払い出しのある役のこと。
メダルを入れなくてももう1度回せる「リプレイ」や、3〜15枚程度の払い出しがある「ベル」などは小役で、基本的に「ハズレ以外のすべての役」と言えます。

中には「目押し」などある程度の技術が必要な役があるため、これらを取りこぼすと機械割は下がります。
また、オンラインパチンコ・パチスロに多い「オートプレイ機能」を使った場合も、同様の理由で機械割が下がることがあります。

出玉率やペイアウト率との違い
「機械割」と同じくらい、もしくはそれ以上の頻度で目にする「出玉率」「ペイアウト率」という言葉。
これらは、「すべて同じ」と思って大丈夫です。
実は、「機械割」はスロットの攻略系雑誌が定着させたもので、ホールでは「出玉率」が主に使われています。
払い出しを意味する「ペイアウト率」も同じ意味です。
厳密には、「機械割」は「売り上げに対してどれだけの景品が出たかを数値化したもの」ですが、一般的には機械割・出玉率・ペイアウト率はすべて同じ意味で使用されています。

機械割は機種と設定によって異なる

各機種の機械割と設定は、それぞれ遊技台を製作したメーカーが発表しています。
例えば、安定した人気を誇る「アイムジャグラーEX」の機械割は、メーカー「株式会社 北電子」が以下のように発表しています。

設定
機械割
設定1
97.0%
設定2
98.0%
設定3
99.5%
設定3
101.1%
設定5
103.3%
設定6
105.5%

また、同じメーカーの「ハッピージャグラーV Ⅲ」では、機械割は以下の通りです。

設定
機械割
設定1
97.0%
設定2
98.1%
設定3
99.9%
設定3
102.9%
設定5
105.8%
設定6
108.4%

上記の数値はどちらも工場から算出した予測値ですが、設定4以上になると100%を超えます。
このように、同じメーカーでも機種が変わると機械割も微妙に異なります。

設定ってなに?

上表にある設定1〜6とは、台の出方を表しており、最終的な機械割を変動させられる機能のことです。
どのスロット台にも1〜6までの6段階があり、設定1が一番出にくく、設定6が最も出やすいです。

なお、当サイトで紹介しているエルドラードのパチンコ・パチスロには、設定6を上回る「設定H」が用意されています。
例えば、エルドラードで楽しめるスロット「ジャックポットダイス」(メーカー:International Gaming)の機械割は以下の通りです。

設定
機械割
設定1
92.2%
設定2
97.9%
設定3
102.0%
設定4
105.0%
設定5
109.5%
設定6
114.7%
設定H
143.6%

設定3から100%を超え、設定Hになると驚異の143.6%!
大きく稼げる予感がしますね。

機械割から期待収支を計算してみる

機械割から期待収支を計算してみる

機械割がわかると、「どれくらい回したらどれくらい勝てるか」という期待収支を計算できます。
期待収支は、以下の計算式で求めます。

  • 期待枚数=回転数×3×(機械割-100)÷100
  • 期待収支=期待枚数×20 ※1枚(ポイント)20円レートの場合

回転数に3をかけているのは、ほとんどの場合1ゲーム回すのにメダルが3枚(オンラインパチンコ・パチスロの場合3ポイント)必要だからです。

前項で紹介した「アイムジャグラーEX」の場合、以下のようになります。
回転数は、8,000Gで計算しています。

【設定1】
期待枚数=8,000G×3枚×(97.0%-100%)÷100=-720枚
期待収支=-720枚×20円=-14,400円
【設定6】
期待枚数=8,000G×3枚×(105.5%-100%)÷100=1,320枚
期待収支=1,320枚×20円=26,400円

この勝負の分かれ目が、機械割100%になります。

上記のように、計算上では機械割が100%を下回る台では回せば回すほど負けていき、100%以上の台は勝っていくことになります。

なお、前項で紹介したエルドラードの「ジャックポットダイス」で設定Hの台では、以下のような収支になります。

【設定H】
期待枚数=8,000G×3枚×(143.6%-100%)÷100=10,464枚
期待収支=10,464枚×20円=209,280円

設定6と比較しても、かなり大きな差が出ることがわかります。

機械割は絶対ではない

計算上、機械割100%を上回れば入れた枚数よりも多く戻る「勝ち」、100%未満なら戻る枚数は入れた枚数よりも少ない「負け」になります。
しかし、機械割はあくまでも理論上の数値であり、絶対ではありません。

機械割とは、発表しているメーカーが何十万回もゲームを消化した上で出された最終的な数値であり、数時間や数日間などの短期間では確率通りにはなりません。

また、スロットにはメダルを入れずにもう一度回せる「リプレイ」という小役があり、これを「0枚」で計算するか「3枚」で計算するかによっても計算結果は変わります。
スロットでは機械割100%を上回る台を打ち続けることが勝つ基本ではありますが、そもそも機械割自体が変動の大きい数値です。
メーカーが発表している機械割よりも、少し小さい数値を想定しておいた方がいいかもしれません。

ただし、機械割を意識するのとしないのでは、結果に大きな差が出てくることは間違いありません。
明らかに機械割が100%を切っている台で打ち続けるよりは、100%を上回っている台を打ち続けた方が勝つ確率は上がります。

初心者はイベントを狙おう!

初心者にとって、機械割は勝つための目安として価値があります。
機械割が低い台よりは、高い機種や設定の台を打つよう意識するだけでも勝率は上がります。
しかし、初心者には設定を読むことも、自分の打ち方で勝てる機械割を判断することも非常に難しいでしょう。

そんな時は、イベント開催時を狙ってスロットを楽しむことがおすすめです。
イベント時には、運営側がホールを盛り上げるために出玉効果を狙って高設定の台を入れることが多いです。
つまり、高設定の台に座れる可能性が高くなるため、勝てる確率が上がります。
事前に台の傾向やお店の特徴などをしっかり調べ、イベント時に機械割の高い機種を狙ってみるといいですね。

当サイトでおすすめしているエルドラードでは、公式LINEでゲリラ的に高設定台の一部台番が発表されています。
このようなオンラインパチンコ・パチスロならではのサービスもありますので、しっかり利用しましょう。

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