日常的に使ってた?
麻雀の用語集を紹介!
麻雀用語の中には、普段からよく使っている言葉や、うっかり読み間違いしてしまいそうなものがたくさんあります。ここではその中から代表的なものをいくつかまとめて用語集にしました。
意外と普通に使ってる!日常的に使われている麻雀用語
麻雀をまったく知らない人でも普段から日常的に使っている麻雀用語を集めて用語集にしました。
用語 | 麻雀での意味 | 日常的な意味 ※( )は出典 |
---|---|---|
テンパる | あとひとつ牌が揃えば上がれる「聴牌(テンパイ)」が由来。 | 俗に、余裕がなくせっぱ詰まっている。(デジタル大辞泉) |
1990年代後半から若者言葉として使われ始めましたが、現在では年代を問わずすっかり定着しています。 | ||
ダントツ | 勝ちが確定した「断然トップ」の略。 | 2位以下とは大きな差をつけて首位にある状態をいう俗語。(デジタル大辞泉) |
既に「1番であること」が含まれているため、「ダントツトップ」などはおかしい使い方です。 | ||
オーラス | 最後の局である「南場四局」を指す言葉。東風戦では東四局のこと。オールラストの略。 | 「物事の最後」全般を指す意味で広く使われる。(Wikipedia) |
公演やコンサートなどでは、千秋楽・最終日のことを指します。 | ||
ワンチャン | 4枚ある牌のうち、3枚が見えている状態のこと。残り1枚しかない牌を使って役を目指すため、ワンチャンス(略してワンチャン)といわれる。 | ワンチャンス(one chance)の略、俗称。一回限り、残り一回のチャンスの意。若者を中心に使われる。(Wikipedia) |
牌が4枚見えていたら、「壁」となります。※初心者でも大丈夫!麻雀が上達するコツとは「壁」とは? | ||
リーチ | 「立直(リーチ)」のこと。テンパイの状態でリーチを宣言することで、ひとつの役になる。 | 勝利や成功に至るまであと一歩の段階。(デジタル大辞泉) |
麻雀の本場である中国の中国麻雀では、「リーチ」という役はありません。 | ||
面子(メンツ) | 3枚でひと揃いになる牌の組み合わせのこと。もしくは麻雀をやるメンバー。 | 体面。面目。会合などの顔ぶれ。(デジタル大辞泉) |
体面や面目を意味する「メンツ」は、中国語の意味がそのまま使われているそうです。 | ||
アンパイ | 安全牌のこと。捨てても誰にもロンを宣言されることのない牌を指す。 | 危険がなく扱いやすいこと、またそのような相手のたとえ。(デジタル大辞泉) |
安全牌の反対は危険牌といいますが、こちらは日常的にはあまり使われません。 | ||
連荘(連チャン) | 1人のプレイヤーが連続で上がり続け、継続して親を担当すること。 | 俗に、同じ物事が何回も続くこと。(デジタル大辞泉) |
麻雀では親を「荘家」というため、「連続した荘家」で連荘といわれています。 | ||
錯和(チョンボ) | 上り牌を間違える、役がないのに上りを宣言するなど間違った上りを指す。 | うっかりして間違えること。注意不足で犯す失敗。(デジタル大辞泉) |
「冲和」という書き方でもチョンボといいますが、こちらは「虚しい上り」という意味です。 | ||
一気通貫 | 1種類の数牌で1~9まですべて揃えた役の名前。略して「一通(イッツー)」と言われることもある。 | 始めから終わりまで一通りそろっていること。また、最初から最後まで一貫したサービスが可能であること。(デジタル大辞泉) |
ビジネス用語として使用する場合は、一通とは略しません。 |
【番外編】この漢字なんて読む?麻雀する人が思わず言っちゃう読み方
麻雀用語に慣れてしまうと、普通の漢字の読み方をうっかり間違えてしまうことも。ここではそんな言葉を用語集にしました。
漢字 | 一般的な読み方 | 麻雀用語の読み方 | 麻雀用語の意味 |
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平和 | へいわ | ピンフ | 役のひとつ。※「平和」とは? |
両面 | りょうめん | リャンメン | 1と9以外の連続する数牌2枚のこと。この状態での待ちを「リャンメン待ち」という。 |
対面 | たいめん | トイメン | 自分の正面に座るプレイヤーのこと。 |
東南 | とうなん | トンナン | 風牌の種類。「東南戦」は半荘1回のこと。 |
東風 | ひがしかぜ | トンプウ | 「東風戦」のように使い、東場だけで終了すること。 |
門前 | もんぜん | メンゼン | ポンやチーなど鳴いていない状態のこと。 |
他家 | たけ | ターチャ | 自分以外のプレイヤーのこと。 |
海底 | かいてい | ハイテイ | 役のひとつ。プレイヤーがツモれる最後の牌であがる。 |
麻雀用語の読み方ではあっても、一般的に通用するものもいくつかあります。
両面や対面などは、麻雀をしない人でも「リャンメンテープ」「トイメンの人に渡して」など使われるケースも多いです。「もともとは麻雀の読み方なんだよ」なんて話題のひとつにもなりそうですね。